8月27日

こんにちは!ころです。

演劇に関わる仕事をしている私でも思うことのひとつとして、「演劇を観に行くって、とても賭け」があります。

音楽ライブは、好きなアーティストのものに行けば、知っている曲をやってくれます。
映画は公開期間が長いので、事前の口コミだったりで、ある程度内容の想像ができます。
テレビは、もし自分に合わないなと思ったら途中でやめられます。他にも選択肢がいっぱいあるし、録画などもできます。

演劇は、限られた公演回数(だいたい1~2週間)で、内容もはっきりとわからない中、事前にチケットを予約して行かなければならないのです。
WOW、とってもギャンブル……。

でも、だからこそ。
「観てみないと分からない」というのが、演劇の面白さでもあると思うんです。
もちろん演劇にも、予告動画やあらすじ、過去公演の記録などはあります。
でも、やっぱり実際に劇場に行ってみないと分からない。

同じ作品でも、観る人によって「面白かった!」となるポイントが全然違ったりしますし、逆に、ものすごく評判のいい作品を観に行ったのに、自分にはピンとこなかった……なんてこともあります。
そして何より、演劇に「同じ公演」は絶対にありません。
客席の空気。役者さんの息遣い。その日の自分の気分。
そういういろいろな要素が合わさって、その日の観劇体験になる。
だから、演劇を観ることは、ちょっとした賭けなのです。

「この劇団、知らないけど面白そう」
「この作品、なんだかよく分からないけど気になる」
「普段だったら観ないタイプだけど、せっかくだから行ってみよう」
そうやって劇場に足を運んだ結果、「こんな演劇があったのか!」という出会いが生まれることがあります。
そして、そういう出会いって、意外と長く残ります。

何年か経っても「あのとき観た、あの作品……」と思い出したり、その劇団をきっかけに、別の作品を観るようになったり。
一度の観劇が、次の観劇につながっていく。
これって、演劇のちょっと面白いところだと思います。

今回、吉祥寺シアターでは、ちょっと大きめの「賭け」をご用意しました。
10月に開催する「ラブ・演劇博 ―こちらの演劇、とおくのまちから。―」では、宮城・兵庫・岩手から、3つの劇団を吉祥寺にお招きします。

MICHInoX(宮城)
コトリ会議(兵庫)
冷蔵庫ポルカ(岩手)
の3団体です。

どの団体も、それぞれの土地で演劇をつくっている劇団。
もしかしたら、名前を聞いたことがない方も多いかもしれません。でも、だからこそ面白い。
東京ではなかなか観る機会がない劇団の作品を、吉祥寺シアターで一度に3団体観ることができます。
「どんな作品なんだろう?」と、少しだけドキドキしながら来ていただけたら嬉しいです。

観終わったあとに、
「私はこれ、好きだったな」
「これはちょっと分からなかったな」
「でも、あのシーンは忘れられないな」
と誰かと話せたら、それだけでもう、観に行った意味があるのではないでしょうか。

この秋、吉祥寺シアターで、まだ知らない演劇に賭けてみる。
そんな観劇体験を、ぜひ楽しんでみてください。

チケット発売中です!
(ころ)

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