2月25日

ドビュッシーつれづれ③ : 前回のあらすじ「象徴主義・象徴派ってこんな感じ」

みなさまこんにちは。今回はドビュッシー作品の鑑賞~おすすめ象徴派作品を添えて~編です。


ベルガマスク組曲より「月の光」(1890年~1905年)

誰もが知っている名曲!ドビュッシー作品を集めたコンサートでこの曲が出てくると、「やっぱり鉄板だよね」という気持ちになります。アンコール・ピースとしてもホッと安らかな気持ちになって良いです。
こちらは、ぜひ原詩を読んでいただきたいです!ポール・ヴェルレーヌによる1869年の詩「月の光」。
検索すればすぐに出てきます。短いので移動時間や隙間時間にでもどうぞ!

歌曲集「艶なる宴」(1904年)

こちらもヴェルレーヌの同名の詩集「艶なる宴」から、ピアノと歌のための歌曲集として作曲されたものです。
先ほどの「月の光」も、実はこの中に収められています。ドビュッシーは有名なピアノ曲の「月の光」と、歌曲の「月の光」の2曲を、同じ詩から作曲したわけです。
詩集「艶なる宴」(もしくは「雅なる宴」)は、もともとはロココ時代の画家アントワーヌ・ヴァトーの作品から着想を得たもの。ヴァトーの代表作『シテール島の巡礼』にみられるような、田園に集い愛を語り合う若い男女の群れを描いた作品群に触発されて書かれました。優しいものから皮肉のきいたものまで、男女のあれこれを描いたごく短い詩が22編、収められています。

「牧神の午後への前奏曲」(1894年)

はい、こちらも有名曲来ました!ステファヌ・マラルメの「半獣神の午後」に着想を得た管弦楽曲です。
こちら、原詩を一読すると、こんなに官能的な作品だったのか……となる作品です。これを知っていると知らないとでは、聴く耳もかなり変わってきます。
ドビュッシーの音楽に合わせて《バレエ・リュス》のニジンスキーが振付をしたバレエ作品「牧神の午後」(1912年)もあわせてどうぞ。こちらは革新的なモダン・バレエの振り付けと露骨な表現のあれこれで、パリ初演時には大スキャンダルとなりました。

歌曲集『ビリティスの3つの歌』(1898年)
無伴奏フルートのための『シランクス』(1913年)
ピアノ連弾曲『6つの古代碑銘』(1914年)

これらの作品にも“牧神”が登場します。お気に入りのモチーフだったんですね。


ドビュッシーの音楽に多大なる影響を及ぼした象徴派の作品たち、代表的な作品についてご紹介しました。

武蔵野の【外山啓介 ドビュッシー ピアノ・ソロ作品全曲リサイタル】のチケットを手に入れた方も、今後のドビュッシー公演に備えて見てみるよという方も、ぜひ一度、音楽のもとになった作品たちに触れてみてください!
19世紀末~20世紀初頭、ドビュッシーが作曲していた頃の芸術を追体験!刺激的で面白いですよ~
(みゅー)

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