2月20日
ドビュッシーつれづれ② : 前回のあらすじ「ドビュッシーは印象派じゃなくて象徴派寄りなんだよ」
みなさまこんにちは!今回は象徴派について。
印象派の絵画ならば、すぐに頭に思い浮かべられるし、なんとなく説明もできますよね。皆さまよくご存じ、モネの『睡蓮』、あんな感じです。光と色彩が豊かな画面、物の輪郭はボヤっとしていて、近くで見ると良く分からないけれど遠くから眺めると「ああ~」となる感じの……。
じゃあ象徴派って?となるわけですが、こちらは文学の世界の作品の方が有名かもしれません。代表的な作品は、シャルル・ボードレールの『悪の華』。
他にも、ステファヌ・マラルメ、ポール・ヴェルレーヌ、アルチュール・ランボー、エドガー・アラン・ポーなど、どこかで聞いたことあるぞ、となる詩人・文筆家たちの名前が並びます。
その特徴はといえば・・・
【象徴主義(しょうちょうしゅぎ、フランス語: symbolisme; サンボリスムとも)とは、自然主義や高踏派運動への反動として1870年頃のフランスとベルギーに起きた文学運動および芸術運動である。象徴主義者を総称して「象徴派」(仏: symbolistes)と呼ぶ。ロシア象徴主義の開祖となった詩人ワレリー・ブリューソフなどにより、この運動はロシアにまで輸出された。イギリスにおけるラファエル前派も参照。】
これだけだと「はあ?」ですよね。もうちょい下を読んでみます。
【象徴主義は自然主義への反動であった。「観念に感受可能な形を着せる」ことが重要であった。自然主義者とは対照的に、象徴派は事物を忠実には描かず、理想世界を喚起し、魂の状態の表現を特別扱いする印象や感覚を探求した。】
とてーもザックリいうと、「物事を見たままには描かないよ。その本質、ニュアンスだけを取り出して表現するよ」みたいなことです。たぶん。
(ちなみにわたくし、「イギリスにおけるラファエル前派も参照。」とさらっと書かれたラファエル前派の絵画が大好きです。象徴派作品鑑賞の入口として絵画から入りたい人におすすめ!ファンタジー好き・神話好きには特にぶっ刺さります。ラファエル前派知らんわ、という人はぜひ一度見てみてくださいね!)
文学の象徴派の作品は、結構おどろおどろしかったり、グロテスクだったり、世紀末美学の観念も入ってきたりして、なかなかの世界です。ただ、美しいものについても同量の熱量で語ります。ホラーまではいかないのですが、怖いもの見たさに通じる感覚を味わえます。
さて、ドビュッシーに話を戻しますと、同ページの「音楽」の項目にがっつり書かれています。
【象徴主義の美学はクロード・ドビュッシーの仕事に重要な影響を及ぼした。ドビュッシーの歌詞やテーマの選択はほぼ全てが象徴派からであった。『ボードレールの5つの詩(フランス語版)』の付曲、ヴェルレーヌの詩による歌曲、オペラ『ペレアスとメリザンド』、エドガー・アラン・ポーの2つの物語による未完のオペラ『鐘楼の悪魔(英語版)』と『アッシャー家の崩壊』といった作品はドビュッシーの象徴主義的な趣味と影響を示している。最重要作品である『牧神の午後への前奏曲』はマラルメの詩『牧神の午後』に着想を得ている。】
ドビュッシー、やはり象徴派の人といっても全く過言ではないですよね。
今回はここまでにして、次回はドビュッシー作品の鑑賞~おすすめ象徴派作品を添えて~にしたいと思います!
もう1回分、お付き合いくださいませ。(みゅー)










