2月1日

こんにちは。先日、ゲルトナー・プラッツ劇場管弦楽団の本拠地に(google mapで)一緒に遊びに行ってくださった皆さま、ありがとうございました。

おかげさまで、チケットのお問い合わせも途切れることなく毎日いただいております。
「気づくのが遅れちゃって…!ギドン・クレーメルが最後の来日と聞いて、急いできたの!」と仰るマダム、「2階席の、とにかくよく見える席を!」と仰る紳士などなど、クレーメルをずっと聴いてきた往年のクラシック・ファンの皆さまにチケットをお渡しする瞬間は、こちらも思わずニコニコになります。

さて、今日は4月29日の公演の目玉、クレーメルの独奏ヴァイオリンでお届けする、バーンスタイン作曲『セレナード』について書こうと思います。

原題は《Serenade, after Plato’s Symposium》、もしくは《Serenade for Violin, String Orchestra, Harp and Percussion after Plato’s Symposium》。
直訳すると、《プラトンの『饗宴』による、独奏ヴァイオリン、ストリング・オーケストラ、ハープとパーカッションのためのセレナード》、となります。
ミュージカル『ウエスト・サイド物語』『キャンディード』などの傑作たちを生みだした作曲家・指揮者のバーンスタインが1954年に作曲した、ヴァイオリン協奏曲形式の作品です。

この曲にまつわる一番有名なエピソードといえば、MIDORI(五嶋みどり)さんの【タングルウッドの奇跡】でしょう。1986年のタングルウッド音楽祭にて、バーンスタイン本人が指揮するボストン交響楽団と《セレナード》を演奏中、E線が2回も切れてしまい、コンマスと副コンマスの楽器と即座に取り換えて演奏を続けた…という、世界でも語り草になっている逸話です。

当時の映像が残っていますので是非……!

ちなみに、弦が切れてコンマスと交換、ということ自体はそんなに珍しくないことですが、当時14歳、小さい分数楽器を使っていた小柄なみどりさんが、普通の大きさのヴァイオリンに交換してもまともに演奏を続けられたということの方がスゴイポイントですので、ぜひ注目してご覧くださいませ。
しかも交換した楽器はストラディヴァリウスとグァルネリだったとか……!さすがボストン交響楽団……!🎻✨

曲の構成は全5楽章。題名にあるとおり、プラトンの『饗宴』に着想を得ており、楽章にはそれぞれ古代ギリシャの哲学者たちの名前が付けられています。

1.パイドロス(Phaedrus):レント-パウサニーアス(Pausanias):アレグロ・アルカート
2.アリストパネース(Aristophanes):アレグレット
3.エリュクシマコス(Erixymachus):プレスト
4.アガトーン(Agathon):アダージオ
5.ソークラテース(Socrates):モルト・テヌート-アルキビアデース(Alcibiades):モルト・ヴィヴァーチェ

バーンスタインらしい、ジャズの香りを漂わせたノリノリな部分もあれば、ヴァイオリンの魅力を堪能できるメロディアスで神秘的な部分もあり、彼の作品中もっともよく演奏される曲の一つというのもうなずけます。

クレーメルが4.アガトーンを演奏している動画も見つけました!
公演を待ちきれない皆さま、こちらを聴いて気持ちを高めてまいりましょう……😌 💗

美しい高音……!もう何も言えません。
振っているバーンスタインご本人も、心なしか満足げな表情をしているような気がします。

《セレナード》をクレーメルで聴けるのは、誇張ではなく今回が本当に最後のチャンス!
なんとまだお席がございます!!今すぐご予約をー!!(みゅー)

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