【第2回】ネタ帳から見る歴史|三遊亭小遊三のスイング寄席~最終回への道のり~
「三遊亭小遊三のスイング寄席」は武蔵野スイングホール指定管理者の変更に伴い、2025年3月11日(火)をもって、一度終止符を打ちます。
23年続いた「三遊亭小遊三のスイング寄席」。最終回への道のりを、運営スタッフの目線でお届けします。
第2回は、ネタ帳で見る歴史と題し、「スイング寄席」が「三遊亭小遊三のスイング寄席」になる頃のネタ帳を振り返っていきます。
「スイング寄席」のネタ帳は、3/11(火)の「三遊亭小遊三のスイング寄席」にて、全ページがロビーに展示されます。ぜひ足をお運びください。(チケットがなくてもご入場いただけます!)
さて、「スイング寄席」のネタ帳は全部で2冊あります。これを知った時思ったより少ない、と感じたのですが、古今亭右朝時代から数えて29年続いているとはいえ、年2回の開催であるため、意外にも2冊(実際、2冊目は半分までしか記入がないので1.5冊)に収まっていました。
今回ご紹介するのは平成13年8月開催の第10回のネタ。右朝も小遊三も出ていない唯一の回になります。

年を見てお気づきの方もいらっしゃるかと思います。右朝が亡くなられたのは平成13年(2001年)4月。平成12年4月に肺がんが判明し、12月に一時的に寄席に復帰しましたが、「スイング寄席」の出演は第9回(平成13年3月)が最後となり、その約1か月後に天国へと旅立ちました。そのため、右朝は第10回に出演できなかったということです。
古今亭右朝は、かの名人・古今亭志ん朝に弟子入りをした落語家です。第10回のトリは古今亭志ん橋。おなじく古今亭志ん朝の弟子です。右朝が亡くなり、代わりに兄弟子の志ん橋が「スイング寄席」のトリを一時的に飾ってくれていた、ということがネタ帳から分かります。(その2か月後、古今亭志ん朝が没し、落語界は騒然とした…)
最後に踊っている「住吉踊り」は、師匠の古今亭志ん朝が寄席に復活させたもの。天国にいる右朝を思いながら踊ったのではないかと、当時の状況に思いを馳せます。

昔の資料にあたっていたところ、チラシを見つけました。右朝は、3月の「スイング寄席」では45分という長尺で高座を務め、8月に「住吉踊り」を踊るつもりでいたことが当時のチラシから伺えます。
この後の第11回から、三遊亭小遊三がトリを飾るようになり、現在の「三遊亭小遊三のスイング寄席」に続いていきます。
今回は第10回のネタから、「スイング寄席」の歴史を振り返ってみました。
この第10回含め、第10回以前と以後のネタは3/11(火)10:00~17:00の間、スイングホールのロビーに展示されます。あんな人こんな人が出演している⁉という発見もきっとあるかもしれませんので、ぜひ足をお運びください!
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